前立腺が大きくなることで尿を出しにくくなる前立腺肥大症と、排尿時に痛みを感じる膀胱炎には症状にも違いがあります。
膀胱炎は細菌が膀胱の内部で繁殖することで起こる炎症で、排尿が終わるタイミングで強い痛みを感じることが多いのが特徴です。
前立腺肥大症は排尿時に違和感を覚えて、発症した初期は痛みを感じない例も多く、病気を患っていることに気付かない可能性があります。
膀胱炎と前立腺肥大症の両方に共通する症状が頻尿で、少し前に尿を出したはずなのに尿意が残るのが症状の一つです。
どちらも症状が軽い場合は薬物療法で完治できる場合もありますが、症状が悪化すると手術が必要になる可能性もあるので、病状の違いを知るために早期の診断が求められます。